北海道で車中泊 #1 北海道への渡り方&フェリー料金比較
車中泊を始めた方なら誰しも、広い北の大地を走ってみたい、と思いますよね。
ほとんど毎年 北海道を旅している我が家が、首都圏から北海道へ上陸する方法を考察してみました。

北海道を車中泊で廻りたい、と思ったら
飛行機で行き、レンタカーを借りる
お手軽に北海道車中泊を楽しむ方法です。
朝 自宅を出ても、昼ご飯は支笏湖畔で食べられたりします。
北海道は、キャンピングカーのレンタカーが充実しています。
実際、北海道で車中泊していても、レンタカーのキャンピングカーで車中泊する人を大勢見かけます。
キャンピングカーの購入前にお試しで乗ってみるのも良いですよね。北海道の広い道は、キャンピングカーでも走りやすいですからね。
家族大勢の場合は、宿泊施設に泊まるよりリーズナブルに旅行できるかもしれません。
実は我が家も、2023年に、千歳空港まで飛行機で行き3泊4日の車中泊旅を楽しみました。
このときは、キャンピングカーではなく車中泊仕様車をレンタルしました。その旅の記事も上げていますので、よろしかったら参考にしてみてください。
飛行機を併用すると、短い旅程でも車中泊が楽しめる、というメリットがあります。
反対にデメリットとしては、車中泊用の荷物を飛行機で運ぶ、もしくは送る必要があるということです。
自走してフェリーで渡る
ご自分の車で車中泊したい方は、フェリーに乗せることになります。
どこからフェリーに乗るか、というのも考えどころです。
日程や体力、料金などを考慮して選択することになります。この記事の最後に、料金の比較表も掲載しています。
それぞれの長所・短所は?
レンタカーの場合と、自走の場合。それぞれの長所・短所を表にしてみました。
飛行機+レンタカー | 自走+フェリー | |
---|---|---|
旅 程 | 比較的短くてもOK | ある程度の日数が必要 |
荷 物 | 持って運ぶか、送る必要がある | 自分の車に積んでいける |
体 力 | 比較的楽 | 走っていくのは体力要 |
料 金 | 航空運賃+レンタカー代+ガソリン代 | フェリー代+高速代+ガソリン代 |
自走+フェリーで北海道に行くには、最低でも1週間以上の旅程が必要と思います。
長い旅が計画できるシニア旅には、お勧めの方法です。
最近はワンコと旅をしている車中泊の方をよくお見掛けしますが、フェリーにはペットを乗せられるプランもありますので安心です。
逆に、短いお休みで北海道車中泊旅を楽しむなら、飛行機を使いましょう。
北海道のレンタカーは、夏休み期間は値段がびっくりするくらい上がるので、時期をずらすのがお勧めです。
北海道に渡るフェリー
仕事をリタイヤしたシニア世代など、時間が十分に取れる方は、のんびりフェリーに乗って北海道を目指すのも良いですよね。
北海道に渡るフェリーには、様々な航路がありますが、我が家のある首都圏からの現実的な航路は、次の3つだと思います。
- 津軽海峡フェリー
- 商船三井フェリー さんふらわあ
- 新日本海フェリー
それぞれの特徴を見てみましょう。
青森から津軽海峡フェリー
津軽海峡フェリーには、青森~函館、青森~室蘭、大間~函館の3航路あります。
ここでは、利用しやすい青森~函館の航路について述べていきます。
一番のポイントは、乗船時間が短いということです。
片道3時間40分の船旅で、一日に6往復の便があります。
予約はネットで出来ます。便数が多いので、比較的予約しやすいです。
乗船時間も短いので、船が苦手な方にも利用しやすいのではないでしょうか。
ただし青森まで、東京からだと700KM以上を自走していかねばならない、という点がネックです。
我が家では とても一気に走り抜けるのは無理なので、東北旅と組み合わせて、途中何泊かしながら青森を目指したりします。
茨城・大洗から商船三井フェリーさんふらわあ
茨城の大洗港と苫小牧を結ぶ航路です。
夕方便と深夜便がありますが、旅行者が使いやすいのは夕方便です。
夕方便は大洗港を19:45に出航して、苫小牧には翌日13:30に到着します。一日一便の運航です。
17時間45分の船旅になります。
ネット割引、プラチナ割引(満60歳以上)、復路割引などの割引プランがあります。
昨年までは、夏割という 10~15%割引のお得なプランがありましたが、今年からは廃止されたようです。
船内にはレストランや展望浴室、ドッグランなどもあり、長い船旅を楽しめるようになっています。
ウィズペットルームもあり、ペットと一緒に船室で過ごせます。ただし数に限りがあるので、早めの予約が必須です。
大洗港までは、東京から130KM程度です。
新潟から新日本海フェリー
新日本海フェリーは、新潟・敦賀・舞鶴などと小樽・苫小牧東を結ぶ、日本海を航行するフェリーです。
ここでは首都圏から利用しやすい、新潟~小樽の航路を考えます。
この航路は、新潟発12:00で、小樽には翌日04:30到着です。
16時間30分の船旅になります。
こちらも 商船三井さんふらわあ と同様、各種割引があります。
GOGO割、という55歳以上の割引プランはシニアにお勧めです。
また、ウィズペットルームがありケージに入るペットであれば同じ船室で旅できます。ウィズペットルームは数が少なく人気ですぐにうまります。早めの予約がお勧めです。
長い船旅になりますので、レストラン、浴室などももちろんあります。
お昼に乗船し、お風呂に入ってのんびりし、夕飯を食べて早めに休むと、翌朝は北海道! 楽ちんです。
新潟までは、東京から350KM程度です。

フェリー 料金の比較
ということで、この3航路の料金を比較してみましょう。
車は5m未満、乗員は大人2名(55歳以上)。
自宅からフェリー乗り場までは高速を使います。北海道に上陸さえすれば 場所はどこでも良い、とします。
車の燃費は12K/L、軽油代150円としました。
旅行時期によっても、料金は大きく変わります。2025年6月で試算しました。計算ミスがあったらお許しください。

商船三井さんふらわあ のコンフォート、新日本海フェリーのツーリストは、2段ベッドのような寝台です。
また、各々の、スーペリア、ステートは、ツインのビジネスホテルのような個室です。
商船三井さんふらわあ のツーリストは、いわゆる雑魚寝。着替えにも不自由ですので、シニアにはあまりお勧めできません。
下の画像は、各々の公式ホームページよりお借りしました。


これ以外にも、いろいろなタイプの部屋がありますので、各フェリー会社のホームページをご覧ください。
船内で過ごす時間が長い航路では、個室タイプの方が有難いです。部屋に鍵がかかるので貴重品の管理も出来ますし、部屋で持ち込んだ食料を食べることも出来ます。部屋に冷蔵庫やテレビ、トイレ・洗面台・シャワーの設備もあるので、至れり尽くせりです。
我が家の2024年6月の北海道車中泊旅は、東北温泉を巡りながら青森まで走り、青森から函館へ津軽海峡フェリーで渡りました。
帰路は、小樽から新潟に新日本海フェリーに乗り、帰宅する、というルートを選びました。
今年も6月に北海道旅の予定です。
フェリーの予約は3か月前に始まりますので、そろそろ計画を立てなければ、。
楽しい季節はもうすぐです。