車中泊 水はどうする! 給水事情

数日間の車中泊旅なら、自宅からポリタンクにでも水を入れて行けば間に合います。
でも、長期になると、途中で水を調達する必要がありますよね。
車中泊旅での、水汲み事情をお話しします。

コンパスビッツの給排水設備

キャンピングカー登録をするには、車に給排水設備は必須となります。
コンパスビッツにも、給水タンク、排水タンク、各々10リットルが標準装備で付いています。水栓もあり、手洗いや簡単な調理などは出来そうです。

ただ、我が家では、この設備を使っていません。理由としては、

  • タンクのセットが面倒そう
  • 排水を捨てる場所に困りそう
  • 水栓が使いづらそう

などがあります。
タンクは車から降ろして、空いたスペースは戸棚として使っています。水栓の場所も、ケーブル入れにしています。

車中泊で使う水

車載の給水タンクを 使う・使わないにかかわらず、水は必要ですよね。

一日に必要な水分量は、ざっくり、一人2リットルだそうです。
飲み物で1リットル、料理から1リットルというところですね。

飲料用・調理用

我が家では、朝、コーヒーを入れて呑むのが日課ですので、コーヒー用の水が必要です。
また日中は、ボトルに入れた水を持ち歩き、こまめに水分補給をしています。熱中症対策や乾燥対策の水分補給は、普段から気を付けています。

車内で調理する際にも水は必要になります。スープや鍋物を作るとき、水は欠かせません。

食器洗い・洗顔・洗濯はしない

別の記事でも述べたように、我が家は食器の片付けに水は使いません。キッチンクリーナーで拭きあげるだけです。
また、洗顔も、車内では専用のシートで拭き取るだけです。車内では洗濯も しません。

水の調達場所

車中泊旅の最中は、どこで水を調達すればよいでしょう。

自宅から持参する

水道水は、常温で保存した場合3日、冷蔵で10日程度飲用できるそうです。 ー”警視庁ホームページより”
2,3日の旅ならば十分ですね。

我が家では、空いた1リットルのペットボトルに水道水を詰めて、旅に持って行きます。いろいろ試してみましたが、このサイズが一番使い易いようです。

長い旅の場合には、ペットボトルを凍らせて、クーラーの保冷剤として使っています。溶けたものから飲用に廻します。
ペットボトルのサイズを取り揃えておくと、順番に溶けてきて使いやすいですよ。

湧水を汲ましてもらう

地元の名水を汲ましていただく、というのも楽しいですよね。

たとえば、関越自動車道・谷川岳PAには、湧水の水汲み場があります。
新潟からの新日本海フェリーへの行き帰りの際には、ここで水を汲ませてもらいます。

また、道の駅なるさわ には、湧水を汲めるスポットがあります。富士山近辺でのキャンプの際は、寄って行きます。

徳島・眉山山麓の錦竜水も有名です。

いつも出掛ける場所に、湧水を汲める場所があればありがたいですよね。
ただし、それほど長くは保存できないですし、煮沸して使う方が良いものもあります。
旅の期間中の給水を、すべて湧水で賄うのは難しそうです。

購入する

今は、スーパーでもコンビニでも、水を購入することが出来ます。

ただ、旅が長くなってくると、購入代金も馬鹿になりません。普段から水を購入している方は気にならないかもしれませんが、水道水を呑む我が家では、痛い出費になります。

スーパー等の給水機を利用する

スーパーやドラッグストアの中には、水を汲ませてもらえる設備がある場合があります。
専用ボトルを購入すれば、無料で給水できるサービスです。ありがたいですよね。

ただこの無料給水機、車中泊旅で使わせてもらうにはいくつか注意点があります。

  • 店舗により給水ボトルが違う
  • 旅行先に系列の店舗があることが必要
  • さらに系列店舗でも、給水機が無い場合もある

2025年年末年始の車中泊旅でお世話になったのが、”ハローズ” というスーパーの給水機です。
徳島、香川地域で広く展開していて、専用ボトルを購入(税込み770円)すれば無料で水がいただけます。ネット上で、水が汲める店舗を検索できるのもポイントが高いです。

専用ボトルは5リットル。2日に一度給水すれば間に合いました。
5リットルボトルのままでは使いづらいので、1リットルのペットボトルに移し替えて使いました。

我が家の今年の給水作戦は

6月に北海道に行こう、と思っても、北海道に”ハローズ” は無いので このボトルは使えません。
なるべく全国に展開するスーパー/ドラッグストアで、給水できるもの、と探してみたところ、”ツルハ” というドラッグストアが見つかりました。

自宅から5キロほどのところにも 店舗があり、給水機もありますので、さっそく行ってきました。
専用ボトルは2リットル。扱いやすいサイズです。一日に2本、無料で給水できるそうです。
ネット上で、給水機のある店舗を検索できます。また全国展開しており、北海道でも給水可能です。

ということで、今年の給水は、ツルハでお世話になる予定です。
また旅が始まったら、続報をお届けします。