車中泊とは、車で眠ること

よく耳にするようになった、車中泊という言葉。シンプルに考えれば、車で寝たら それで車中泊です。
どういう場面で車で寝ることになるのか、そのシチュエーションを考えてみましょう。

お出掛けの際に、高速道路のSA/PAで眠る

2024夏@足柄SA
東名:足柄SA

絶えず車の出入りがあり、落ち着かない、という人もいるかと思います。でも逆に考えると、人目があるので、特に女性には安心です。

場所によっては、大型トラックのエンジン音がうるさい場合があるので、注意が必要です。大型車と普通乗用車の駐車エリアが分かれているところを選択することも対策になります。

高速道路で車中泊をする一番のメリットは、深夜割引という制度です。
これを使うと、午前0時から4時の深夜時間帯に高速道路に乗っている状態であれば、30%の料金の割引が適用されます。もちろん、休日割を利用するのも良い方法です。

ETC深夜割引の最新情報は、下の”ドラぷら”のページを参考にしてください。

もっとも、深夜割引は来年度には改定される、という噂もあり今後の状況に注意が必要ですが、現状では利用しない手はありません。

朝起きて、周りを見渡すと、車中泊車が意外に多くてびっくりするかもしれません。
普通乗用車でも、工夫次第では安眠することが出来ます。

朝の渋滞を避けて、前日の夜に目的地の側まで移動。観光地の近くで目が覚めれば、朝早くから動くことも可能です。

自然の中で車で寝る

2024GW@猪苗代キャンプ場
天神浜キャンプ場

川遊び や 釣り、バーベキューなど屋外でアウトドア活動をする際に、テントを建てて宿泊する代わりに、車で泊まる車中泊です。

場所によっては、焚き火を楽しむことも出来ます。設営が楽になるので、荷物が少なくてすむのも大きなメリットです。

テーブルと椅子を準備すれば、キャンプ場に行ってお弁当を食べて、車で寝る、という簡単キャンプもありです。

キャンプをやってみたいけど、道具のことを考えるといろいろ面倒、という人にも、取り組みやすいと思います。

旅をして廻る際に、宿泊場所として車を使う

2024初夏@道の駅・平泉
道の駅:平泉

日中に観光をして廻った後、宿泊場所として、道の駅などを使う車中泊です。北海道などでは、あちこち旅して回りながら道の駅で車中泊をする車も多いようです。

ただ、道の駅によっては車中泊を禁止しているところもあります。

そうでないところでも、マナーを守って使わせてもらうことが大切です。

Warning

道の駅は、24時間利用可のトイレや駐車場が整備されており、観光の拠点として実際に車中泊している車も多い施設です。

国土交通省のページでは、「宿泊目的の利用はご遠慮ください。ただし24時間ご利用できますので、仮眠はOKです。」とあり、明確に示されていないのが実情です。

車中泊の可否は、各々の道の駅の判断に任されているようですので、その指示に従いましょう。

車中泊禁止の表示が無い場合でも、マナーを守って利用させてもらいましょう。

意外と簡単、車中泊

何だか、簡単に始められそうな気がしてきませんか。

車で眠ることに慣れてきたら、その先に発展させていきましょう。
自分がどういうスタイルで旅をしたいのか、だんだん見えてくるはずです。

また最近では、災害時の避難の手段としても、車中泊は注目されています。
それについても、考えていけたら、と思ってます。